訳ありというよりは言い訳

　雪（ゆき）　を　お迎えに至った訳　ですが、私が２週間前に、あるペットショップに立ち寄り　雛のインコちゃん　を見に行くと、こちら　の姿を見るなりケージの中で飛び回る　インコちゃん　が居ました。　それが、雪（ゆき）　だったのですが、とても人なっこくて、チョコマカと動き回る元気な子だなと思いました。


　ふと、その子　のケージの下を見てみると、“白色のインコは非売品です。”　と書かれた付箋が張られていました。
　『非売品？　売約済の間違いでしょう。』　と思い
　「飼い主さんに可愛がってもらいなさいよ。」　と残して帰ったのですが、どこか　“非売品”　という言葉が頭の隅に残っていて気になっていました。


　それから１週間後に行ってみると、あの子　がまだ居るではないですか。
　『もしかして、本当に非売品なのかな？　非売品って何？』　と思い、店員さんに尋ねてみると
　「この子は下痢気味でお尻が汚れているでしょう。もしかして病気かもしれないので、とりあえず様子を見ているため売ってないんですよ。」　と、わざわざケージから取り出してくれ、見せながら答えてくれました。
　その時も、人なっこく、喜んで店員さんの指に乗っていました。
　「この子は、人なっこくて可愛い子なんですけどね。可哀想に・・・」


　これまた、その言葉がすごく不憫に思え、
　「この子、このまま下痢が治まらなかったらどうなるんですか？　病院に連れて行かれるのですか？」　と尋ねてみると
　店員さんの回答は、「う～ん・・・」　と曖昧な回答でした。
　帰る前に、　「この子、病気を覚悟の上で面倒みますと言ったら売ってくれますか？」　と尋ねると
　「病気を了承してもらえるなら」　とおっしゃったので、とりあえず　ミカシャン、ジンくん　にこれまでのことを相談し、翌日に見に行くことになりました。


　すると、昨日まで　２羽いた子　が、この子１羽　になっており、完全に売れ残り状態に。
　それもそのはず、非売品　なんですから当然の結果ですよネ。
　店員の方も　「昨日、黄色い１羽が売れました。今年の初めに６羽の雛を入荷したのですが、この子１羽になりました。」
　と言うと、その子をケージから取り出してくれ、すぐに、ジンくん、ミカシャン　の手に乗り人なっこさをアピール。
　もうこうなってしまうと情が沸いてしまい結論は半分以上決まっているものの、その場で１時間ぐらい考えに考えた結果


　小さな箱に入れられ、ジンくん　に大事に持ってもらいながら　我が家　に連れて帰ることに。
　これから、病気のこと、風（ふう）　との相性、また何年後かに悲しいお別れが来ることなど色々な問題がありますが、これからは家族として最後の最後までお世話してやろうと思います。


　今、振り返って見ると、２週間前に営業途中にサボってペットショップに行かなければ良かったと思う自分と、行ったからこのご縁があったと思う自分がいます。　（サボっとったんかい　笑）
　もうこうなったら、後者の方を思うしかないと。

　翌日、ふじい先生　のところへ初診察を受け、メガバクテリア　と　クラミジア　が糞の中に居たようで、当分の間、抗生物質のお薬治療　となります。　頑張って愛情添えて治療すれば治るそうなんで、ご安心下さい。
　その様子は、明日のブログで。

　長々と　訳あり　というよりも迎え入れた　言い訳　のようなブログになってしまいましたがお許し下さい。
　最後までお付き合い頂きありがとうございました。